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幸福実現党 加藤文康 1月24日(月) 公式ブログ

加藤文康(かとうぶんこう)のブログです。

 

 

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Posted on 00:14:07 «Edit»
2011
01/25
Tue

Category:日々の加藤と仲間たち

1月24日(月) 


本日、第177通常国会が招集されました。
内閣改造も、平成の厄病神 与謝野馨氏を入閣させただけで不発に終わり、菅首相に残されたカードは、やけっぱちの衆議院解散のみという状況下での国会突入です。
予算関連法案成立の見通しもなく、
3月頃、この国は大きな岐路を迎えることになるでしょう。


そうした今回の通常国会に、
注目度は低いものの、
興味深い法案が一つ、提出されることになりそうです。
「国税通則法改正案」です。
国税通則法とは、国税に関する一般法で、徴税実務に関する基本手続きも定めているものですが、
今回の改正案は、
民主党の財務(大蔵)省OBや、弁護士出身の国会議員(前官房長官も、、)が中心となり、
たとえば、税務調査を行う際の文書での事前通告義務の明文化等、
より納税者の権利保護に重点を置いた内容になっています。

実際、現在の徴税行政は、納税者の権利保護の観点がまだまだ、弱いように思います。
国税調査員が、法律知識もない中小企業経営者のもとに、いきなり多数で押し掛け、
プライバシー侵害や、威圧的な言動をとった揚句に、税額を増やす更正処分が下される、、、。
さすがに、こうした事例は裁判で違法と認定されているようですが、
まだまだ、国民の権利よりも、公権力の優位の世界がそこにあります。

これは、徴税分野に限った話ではありません。
刑事訴訟法の世界においても、被疑者の人権を擁護する意識がまだ希薄で、しかもそれを当然として受け入れる社会風潮も根強いように思います。
たとえば、
何人であれ、
公開の法廷で有罪判決を受けるまでは、無罪と推定されるのが、法治国家の大原則です。
“被疑者の逮捕”にしても、“証拠隠滅や、逃亡の恐れがあるので、やむを得ず、身柄を拘束致する”というのがその趣旨であり、(悪質な自然犯の現行犯逮捕はともかくとして)
逮捕段階で社会の敵、悪人扱いするのは、おかしな話です。

今から35年以上前になりますが、
ロッキード事件で、田中角栄元首相が逮捕されました。
三木首相寄りの、中曽根派の稲葉修法相(当時)が、
逮捕直前に検察庁からの報告を受けて、
「元首相を、(行政手続違反である)外為法違反でやるのか、、~」と絶句したそうですが、
そうした疑問符付の恣意的逮捕が堂々と行われ、
しかも、お上によってひとたび逮捕されると、あとはマスコミ世間は、“田中は悪人!と大騒ぎでした。

当時、中学生だった私は、公民担当の教諭の、
“検察が逮捕したんだから、悪人なんだ。お前たちも、逮捕されるような人間にはなるなよ”という勧善懲悪調の説教に、釈然としないもの感じたものでした。


話は戻りますが、
新聞報道によると、
国民が徴税に関して不服がある際の手続きとして、「嘆願書」の提出が許されているそうですが、
「嘆願書」とは、まるで江戸時代の百姓とお代官様で、
国民の権利保護よりも国家権力の行使を優先する発想が、如実に顕れていると思います。

国難の時代ですが、こうした時代だからこそ、
国民の権利を侵害する国家権力と
国民の財産・安全を守るための国家権力の峻別が、より重要になります。

今回の改正案も、現代法治国家にふさわしい徴税行政に近づくための一歩でしょう。
政争ばかりやっていないで、与野党で幅広く、真剣に、審議してもらいたいものです。