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Posted on 10:32:17 «Edit»
2015
10/31
Sat
10/31
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Category:日々の加藤と仲間たち
思わず苦笑の 「孔子平和賞」
2010年、ノーベル平和賞に対抗する形でスタートしたものの、世界から何かと顰蹙や失笑を買っている中国の「孔子平和賞」ですが、
今年は更にケッサク、
ジンバブエのロバート・ムガベ大統領への授与を決めたものの、その後、大統領のほうが受賞を辞退する顛末となりました。
ムガベ大統領といえば、白人支配のローデシアから独立以来、三十数年に渡りジンバブエに君臨してきてきた91歳、現職国家元首です。
当初は白人旧支配層との融和政策で、アフリカでの新国家建設のモデルとまで言われましたが、白人農場の強制収容に始まり、いつしか自国民への弾圧姿勢も強める中、2008年には220万%の超ハイパーインフレまで記録するなど、同国を経済だけでなく社会的にも完全に崩壊させた指導者です。
多くの国民が飢餓に苦しむ最中にも、一族郎党のために一晩で何億円もの誕生パーティを開くなど、その横暴ぶりは古今東西の独裁者と同じです。
14億近い人口を抱えるGDP世界第二位の大国(統計の怪しさはさておいて)ながら、
いまだに自由選挙すら認めず、
また、限りなく病んだ歪な社会を生んだ「一人っ子政策」をようやく廃止するとか、しないとか、
そんな異形の大国・中華人民共和国のまた一つの姿が、今回の「孔子平和賞」の受賞者選定劇からも垣間見えます。
因みに、我が国の村山富市・元首相も、ムガベ氏とただ二人、最終選考段階まで残ったそうです。
「健康上の理由で授賞式に参加できない」と固辞したそうですが、健康状態が許せば、喜々として受賞式に参加したのでしょうか、この御仁は(笑)。
以上、天上の孔子様もさぞお嘆きであろう「孔子平和賞」に関する雑感でした。
すっかり秋も深まりましたね、
皆さん、良い週末をお過ごしください。

今年は更にケッサク、
ジンバブエのロバート・ムガベ大統領への授与を決めたものの、その後、大統領のほうが受賞を辞退する顛末となりました。
ムガベ大統領といえば、白人支配のローデシアから独立以来、三十数年に渡りジンバブエに君臨してきてきた91歳、現職国家元首です。
当初は白人旧支配層との融和政策で、アフリカでの新国家建設のモデルとまで言われましたが、白人農場の強制収容に始まり、いつしか自国民への弾圧姿勢も強める中、2008年には220万%の超ハイパーインフレまで記録するなど、同国を経済だけでなく社会的にも完全に崩壊させた指導者です。
多くの国民が飢餓に苦しむ最中にも、一族郎党のために一晩で何億円もの誕生パーティを開くなど、その横暴ぶりは古今東西の独裁者と同じです。
14億近い人口を抱えるGDP世界第二位の大国(統計の怪しさはさておいて)ながら、
いまだに自由選挙すら認めず、
また、限りなく病んだ歪な社会を生んだ「一人っ子政策」をようやく廃止するとか、しないとか、
そんな異形の大国・中華人民共和国のまた一つの姿が、今回の「孔子平和賞」の受賞者選定劇からも垣間見えます。
因みに、我が国の村山富市・元首相も、ムガベ氏とただ二人、最終選考段階まで残ったそうです。
「健康上の理由で授賞式に参加できない」と固辞したそうですが、健康状態が許せば、喜々として受賞式に参加したのでしょうか、この御仁は(笑)。
以上、天上の孔子様もさぞお嘆きであろう「孔子平和賞」に関する雑感でした。
すっかり秋も深まりましたね、
皆さん、良い週末をお過ごしください。

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