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2015
11/14
Sat
11/14
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Category:日々の加藤と仲間たち
ヘルムート・シュミット西独元首相に想う
ヘルムート・シュミット 西ドイツ元首相が今月10日、亡くなりました。
1974年から82年の首相在任中は東西冷戦の最中で、ドイツ赤軍等によるテロも相次いだ時代でした。
シュミットは、ソ連が西欧を射程に置いた中距離核ミサイル・SS20を実戦配備したのに対しては、米軍の同じく中距離核ミサイルであるパーシングⅡの配備を国内外の「平和運動」を押し切って推進、
また、ルフトハンザ機ハイジャック事件では、テロリストの要求に一切応じることなく、ソマリアまで特殊部隊を派遣し、機内突入作戦で犯人を射殺、乗客全員を無事に救出しました。
一方の我が国、福田赳夫首相は、SS20問題に関する所見をシュミットから問われてもロクに答えられずに失笑を買い、同時期に起きた日航機ハイジャック事件では600万ドルもの身代金支払いと獄中の日本赤軍6人の釈放にあっさりと応じてしまい、世界を唖然とさせました。
SPD(ドイツ社会民主党)を率いるシュミットは、当然ながら総じてリベラルな政権運営でありましたが、こと安全保障等、国家の根幹に関する問題では、常に毅然たる態度を貫きました。
指導者の一つのあるべき姿を示してくれた方であったと思います。
こんなブログを書いていると、パリでの大規模襲撃事件で100人以上が死亡とのニュースが飛び込んできました。
詳細はまだ判りませんが、テロを強く非難いたします。
我が国も「対岸の火事」的意識であってはならないと思います。

1974年から82年の首相在任中は東西冷戦の最中で、ドイツ赤軍等によるテロも相次いだ時代でした。
シュミットは、ソ連が西欧を射程に置いた中距離核ミサイル・SS20を実戦配備したのに対しては、米軍の同じく中距離核ミサイルであるパーシングⅡの配備を国内外の「平和運動」を押し切って推進、
また、ルフトハンザ機ハイジャック事件では、テロリストの要求に一切応じることなく、ソマリアまで特殊部隊を派遣し、機内突入作戦で犯人を射殺、乗客全員を無事に救出しました。
一方の我が国、福田赳夫首相は、SS20問題に関する所見をシュミットから問われてもロクに答えられずに失笑を買い、同時期に起きた日航機ハイジャック事件では600万ドルもの身代金支払いと獄中の日本赤軍6人の釈放にあっさりと応じてしまい、世界を唖然とさせました。
SPD(ドイツ社会民主党)を率いるシュミットは、当然ながら総じてリベラルな政権運営でありましたが、こと安全保障等、国家の根幹に関する問題では、常に毅然たる態度を貫きました。
指導者の一つのあるべき姿を示してくれた方であったと思います。
こんなブログを書いていると、パリでの大規模襲撃事件で100人以上が死亡とのニュースが飛び込んできました。
詳細はまだ判りませんが、テロを強く非難いたします。
我が国も「対岸の火事」的意識であってはならないと思います。

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